2020.12.14 更新
交通事故の過失割合に納得できない|変更のための3つの方法


交通事故にあい、知識がない被害者の方が保険会社に提示されたままの過失割合を受け入れてしまい、納得のいかない形で交渉を終えてしまうケースが多くあります。
しかし保険会社に提示された過失割合を変更するための3つの方法があります。
賠償金の金額は過失割合によって決まるので、すぐに承諾するのではなくしっかり交渉しなければなりません。
この記事では、過失割合を変更するための3つの方法とそれぞれの特徴について過去の事例とあわせて詳しくご紹介します。
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過失割合に納得できない。後から変更は可能?
冒頭でご説明したとおり、交通事故後に保険会社に提示された過失割合は変更することができます。
過失割合は過去の事故の判例をもとに保険会社が算出して提示してくるものです。
そして交通事故にはまったく同じ状況となる場合がないため、正確に事故の状況を証明することができれば過失割合の変更ができるということになります。
また、保険会社はできるだけ支払う賠償金を少なくしようとするので、加害者に有利になるように過失割合を提示してくることがあります。
ただし、この時点で保険会社に提示された過失割合は決定しているものではありません。賠償金の金額は過失割合で決まるので、納得がいかない場合はしっかり交渉をする態度を示すべきでしょう。
次に実際に過失割合を変更するためにはどんな方法があるのか、3つの方法について確認していきます。
交通事故の過失割合を変更できる3つの方法
過失割合は、示談書にサインをして賠償金の金額について同意していないかぎり、変更は可能です。
具体的な過失割合の変更の3つの方法は、以下になります。
過失割合の変更の方法
- 被害者本人が交渉する
- 保険会社に依頼して交渉してもらう
- 弁護士に依頼して交渉してもらう
そもそも過失割合の変更についての交渉をするためには、事故の状況について詳しい証明をしなければなりません。
事故の状況は、事故の目撃者を探したりドライブレコーダーの記録を確認したりといったことから証明できますが、これらの証拠の収集を被害者本人や保険会社が行うのは難しいです。
そのため、交通事故に関する知識がない被害者本人が交渉をしたり、できるだけ早く交渉を終えたい保険会社が交渉をしたりするより、法律に明るい弁護士に依頼して交渉してもらうのがよいでしょう。


それでは次に被害者本人が交渉をする際に、過失割合を変更するためのポイントとなる修正要素について確認していきましょう。
被害者本人が交渉をする方法
前述のとおり、被害者本人が交渉をする場合に自分で集めなければならない情報として過失割合の修正要素があります。
過失割合の修正要素は「自分の過失割合の減算要素」と「相手の過失割合の加算要素」の2種類に分けられます。
それぞれの項目については以下のとおりです。
-
【自分の過失割合の減算要素】
- 相手が大型車である
- 住宅地、商店街の事故(歩行者)
- 幼児、児童、障害者、高齢者に当てはまる(歩行者)
- 幹線道路(自動車の場合)
- 夜間(自動車)
- 交差点に明らかに早く入っていた
-
【相手の過失割合の加算要素】
- 著しい過失
- 重過失
- 時速15km以上のスピード違反
- 大型車
- 徐行なし
- 進路変更合図なし


次に、過失割合の変更について弁護士に依頼するメリットを紹介します。
過失割合の変更で1番確実なのは弁護士依頼
ここまでで確認してきたとおり、過失割合の修正には多くの要素が必要であり、事故の状況説明の知識がないとかなり難しいです。
その点、交通事故の案件に強い弁護士に依頼をすれば、示談交渉に必要な情報を収集してくれるでしょう。
また、弁護士に依頼をすれば過失割合の変更以外にもたくさんのメリットがあります。
弁護士に依頼をするとやってくれること
- 賠償金の増額
- 示談交渉の代行をしてくれる
- 精神的に楽になりストレスも軽減できる
交通事故の示談交渉が初めての方だと、賠償金の交渉についても難航することになってしまう可能性が高いため大きなメリットとなるでしょう。
また、自身の保険に弁護士費用特約が付帯していれば、弁護士費用は保険会社の負担になるので、被害者の負担なしで弁護士に依頼をすることができます。
次に、実際に弁護士に依頼をして過失割合を7対3から10対0に変更することができた方の事例を見てみましょう。
【体験談】納得できない過失割合の変更を弁護士に依頼して0にした話

会社員(30代)/ 男性
- 事故形態:車 対 バイク
- 過失割合:7対3→10対0
- 症状:全身打撲
- 弁護士依頼のタイミング:保険会社に過失割合を提示されてからすぐ
通勤途中に前方不注意の車に激突

私が事故にあったのは1年前に会社へ向かうのに原付で通勤しているときでした。
交差点に差し掛かり、トラックの後ろを走って交差点を通過したとき、前から来た右折車が私に気づかずに突っ込んできました。
私はバイクごと跳ね飛ばされ、地面にたたきつけられました。
保険会社に提示された過失割合は7対3でした
事故から数日後、相手方の保険会社から連絡が入り、過失割合のお話がありました。
そこで提示された過失割合はなんと、7対3でした。
理由を聞いたところ
・トラックの後ろを隠れて走っていたから
・どちらも走行中だったため
とのことでした。
交通事故に関する知識はありませんが、自分に過失があるとは思えない事故だったので当然、納得できませんでした。
絶対に10対0にしたい。その気持ちから弁護士に依頼

「被害者なのにお金は払うのは絶対におかしい」という気持ちで、過失割合についてインターネットで検索しました。
そこで弁護士に無料で相談できることを知り、とりあえず電話で弁護士に事故の状況について相談してみました。
相談自体は無料で、弁護士の方に同感していただき「まっとうな補償金額を受け取れるようにします」と力強く言ってくれたのでそのまま依頼をすることになりました。
担当弁護士の交渉の結果10対0に
依頼したその後は弁護士のアドバイスから通院に専念し、その他の交渉や手続きなどのやりとりはすべて弁護士が進めてくれました。
結果的に、担当弁護士の粘り強い交渉のおかげで過失割合は10対0で決定しました。
初めは保険会社に提示された7対3で決まるところでしたが、弁護士に依頼をして本当によかったです。
何より弁護士に依頼をしてからは、知識も何もない私に味方ができた気持ちがしてとても心強かったです。
示談交渉の結果 | |
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示談金 | 263万円 |
示談成立までの期間 | 4ヶ月 |
弁護士費用 | 弁護士特約に加入していたため無料 |
※弁護士特約について詳しくは「弁護士特約とは?交通事故の被害者が使わないと損する4つの理由」をご覧ください。
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