2021.3.30 更新

肩の痛みが治まらない…交通事故における後遺障害認定と受けられる補償

交通事故にあって肩に違和感を感じる…。レントゲンでは問題ないとされてたけど
もし、何らかのケガであれば、今からでも補償受けられる?

交通事故によって肩を痛めてしまい、一向に良くならないときには詳しい検査や診断を受ける必要があります。

たとえばレントゲン検査では骨折がなければ、打撲と診断されてしまうケースもあり、そのまま症状が悪化してしまうケースもあるからです。

また、具体的な症状が判明したら、後遺障害認定の手続きを行うことも視野に入れておきましょう。

この記事では、後遺障害認定手続きの基本的な流れやポイントを解説していきます。

交通事故の無料相談はこちら

ご相談ください

こんな方は今すぐ相談!

  • 事故の事を誰かに相談したい
  • 保険会社の態度や対応に不満がある
  • 慰謝料の金額や過失割合に疑問がある
相談無料

弁護士法人ステラ

0120-786-002

この症状には病名がある?肩の痛みが続くときに考えておくべきポイント

交通事故の被害にあって肩の痛みが続いてしまうときには、病院での診断結果が正しいものなのかを一度考える必要があります。

たとえば、レントゲンなどの画像検査では打撲と診断される場合もありますが、実際には病名のついた症状である可能性もあるのです。

肩の痛みの原因となる主な病名としては、以下のようなものがあげられます。

病名 症状
腱板損傷(腱板断裂) 肩関節付近の4つの筋肉の腱で構成される肩腱板が傷つく症状。自力で腕をあげるのが難しくなる。
頸椎捻挫・頸椎損傷(むちうち) 背骨の上部を構成する頸椎に外部からの衝撃が加わって、首がむちを打ったように伸縮してしまいケガをする症状。肩の痛みのほかにも、めまいやしびれ、知覚異常・倦怠感などの症状が出る。
バレリュー症候群 自律神経失調症の一種であり、肩の痛みの他に頭痛・めまい・耳鳴り・眼精疲労などの症状が見られる。時間の経過と共に、かえって症状が悪化する特徴がある。

事故直後は目立った症状が表れなくても、時間の経過と共に症状が重くなる可能性もあるので、きちんと医師による診断を受けることが大切です。

医師の指示に従って必要な検査と診断を受けよう

肩の痛みなどの症状をそのままにしておくと、悪影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。

打撲として診断されてしまうと、保険会社から見たときの標準的な治療期間は1ヶ月が目安となるので、途中で治療の打ち切りを伝えられるケースもあります。

交通事故と症状の因果関係をハッキリとさせるためにも、ささいな肩の痛みであっても、すぐに病院に出向いて医師の指示に従って必要な検査と診断を受けましょう。

肩の治療を専門とする整形外科であれば、詳しく見てもらえるので適切な治療が受けられるはずです。

治療方法としては、温熱療法や牽引療法などの理学療法や、神経ブロック注射を行う等の治療があります。

治療は続けるのが基本!保険会社に打ち切りを伝えられたときの対処法

交通事故による損害について、適正な補償を受けるためには治療を継続するのが基本となります。

症状固定(治療を継続しても症状の改善が見られない状態)を判断するのはあくまでも医師であるため、しっかりと自分の症状を伝えて治療することが重要です。

治療の途中であっても、保険会社は「DMK136の法則」によって治療の打ち切りを伝えてくることがあります。

DMK136の法則とは治療期間の目安を示すものであり、D=打撲1ヶ月・M=むちうち3ヶ月・K=骨折6ヶ月と決められています。

ただ、保険会社の指示に必ずしも従う必要はなく、医師に詳しい診断と検査をしてもらって治療を続ける必要があることを診断書にきちんと盛り込んでもらいましょう。

治療期間は後遺障害認定や損害賠償請求に影響を与えるものなので、安易に妥協をしてしまってはいけません。

後遺障害の等級認定で受けられる慰謝料額の目安

ケガの治療を続けても後遺症が残ってしまったときには、後遺障害認定の手続きを行いましょう。

後遺障害と認定されることで入通院慰謝料の他にも、等級に応じた後遺障害慰謝料や逸失利益を加害者に対して請求できます。

肩の痛みで認定される可能性のある主な等級を症状は、以下のようになります。

病名 後遺障害の等級
腱板損傷(腱板断裂) ・機能障害であれば10級10号、12級6号
・神経症状であれば12級13号、14級9号
頸椎捻挫・頸椎損傷(むちうち) 12級、14級
バレーリュー症候群 14級

等級が1つ異なるだけでも、請求できる損害賠償金に違いが出てくるので、正しく診断してもらうことが大切です。

また、慰謝料額は計算をする基準によっても違ってきます。

自賠責保険基準・任意保険基準・弁護士基準(裁判基準)の3つがあり、それぞれの基準で請求できる金額が異なる点に注意をしておきましょう。

後遺障害認定を受けるための基本的な流れ

後遺障害認定手続きをスムーズに進めるためには、申請についての基本的な流れを押さえておくことが重要です。

ケガの治療から申請までの流れを図にまとめると、次のようになります。

----------
「流れの図」入る

----------

申請を行うタイミングは、医師から症状固定と診断されたときです。

事故による損害を正しく把握するためにも、治療を継続しても症状の改善が見られない状態となるまで、治療を行うことが大切です。

症状固定となった後に、医師に後遺障害診断書を作成してもらいます。

後遺障害についてあまり詳しくない医師であれば、別の医師や病院などを紹介してもらって対応しましょう。

そして、実際の申請は相手方の保険会社に任せる「事前認定」と、被害者自身が直接申請する「被害者請求」の2種類があります。

事前認定は相手方の保険会社が手続きを行ってくれるため、基本的には後遺障害診断書を提出すれば、後は認定結果が届くのを待つだけです。

ただ、実際の症状に見合った等級となるようなアドバイスを受けたり、書類に不備があっても指摘されたりしないので正しい等級とならないケースもあります。

一方、被害者請求では必要な書類をすべて自分で用意しなければなりませんが、納得のいく形で手続きを進められるので等級を正しく認定してもらえる可能性は高まるでしょう。

準備すべき書類としては後遺障害診断書の他にも、レントゲンやMRIの検査データ・経過報告書・診療報酬明細書などがあります。

認定結果が送られてきて納得できないときには、再申請や異議申し立てを行うことができます。

保険会社とのやりとりや後遺障害認定で悩んだら弁護士に相談しよう

症状が思うように良くならずに、後遺障害認定を受けようとするときには、交通事故事案に詳しい弁護士のサポートを受けたほうがスムーズに手続きを進められます。

等級認定のために必要な書類の準備やチェック、手続きそのものを代行してもらえるので、時間的・心理的な負担を軽減できます。

後遺障害認定では専門的な知識が必要になるので、実績のある弁護士に手続きを任せることで、スムーズに申請を行えるはずです。

また、慰謝料などの損害賠償請求においても、弁護士基準(裁判基準)が適用されるので、適正な補償を受けやすくなります。

書類の準備や保険会社とのやりとりで頭を抱えてしまう前に、弁護士に相談することも検討してみましょう。

まとめ

交通事故の影響で肩の痛みが続いているときは、そのまま放置してしまわずに、適切な診断を受けることが大切です。

精密な検査を受けることで、実際の症状に見合った診断を行ってもらえます。

症状によって治療期間も異なってくるため、結果的に後遺障害認定や損害賠償請求に影響を与えるのです。

交通事故事案に詳しい弁護士に相談をすれば、専門的な知識をもとにした適切なアドバイスが受けられるので、被害者にとって心強い味方となってもらえるでしょう。

交通事故の無料相談はこちら

ご相談ください

こんな方は今すぐ相談!

  • 事故の事を誰かに相談したい
  • 保険会社の態度や対応に不満がある
  • 慰謝料の金額や過失割合に疑問がある
相談無料

弁護士法人ステラ

0120-786-002

関連記事一覧

【後遺障害1級】第1号〜6号認定と慰謝料相場は?労災の申請方法

後遺障害1級に認定される症状は? 私たち家族ができることが知りたい 後遺障害1級に認定される症状は要介護と要介護でないもので別れています。 1級に認定された後は労災などの補償制度...

勤務中に交通事故…労災で後遺障害が残ったときに補償は受けられる?

「出勤時の交通事故で後遺症が残った…労災は使える?」 「後遺障害認定と労災保険の違いは?」 勤務中もしくは通勤途中で交通事故の被害にあってしまったときには、労災(労働災害)として認められる可能...

後遺障害の等級で慰謝料額は変わる?認定基準と必要な手続き

交通事故の影響でケガを負ってしまったときには、すみやかに病院で治療を受けることが大切です。 ただ、症状によっては治療を継続しても完治せずに、後遺症が残ってしまうケースもあるものです。 交通...

交通事故で視力低下…後遺障害等級認定を受けるための方法と慰謝料額

交通事故の影響によって、視力が低下してしまう症状が表れてしまう場合もあります。 適正な補償を受けるためにも、後遺障害の等級認定を受けることが大切です。 交通事故と症状との因果関係を示して後...

適切な補償を受けたい!後遺障害3級の認定条件と慰謝料の基準

交通事故の影響によって後遺障害が残るほどの大きなケガを負ってしまったときには、仕事にも支障が出てしまい、経済的なダメージを被ってしまうこともあります。 そのため、生活を1日も早く立て直すためにも...

お悩み別ページ

ページランキング

  1. 交通事故で評判の良い弁護士事務所とは?被害者必見の弁護士の選び方
  2. 交通事故で依頼すると後悔する弁護士3つの特徴|体験談も掲載
  3. 後遺障害とは?等級認定の流れと等級表でみる1級~14級の認定基準
  4. 【保存版】交通事故の慰謝料相場はいくら?必ずわかる計算方法まとめ
  5. 交通事故の慰謝料が丸分かり!通院から6ヶ月後のケースではいくら?

カテゴリ一から探す