2020.10.29 更新
知らなきゃ損?東京で交通事故問題に強いと評判の弁護士を探す6つの基準


「東京で評判のいい弁護士ってどうやって探せばいいの?」
東京には多くの弁護士事務所があり、交通事故問題を専門としている事務所もたくさんあります。
しかし、数ある弁護士事務所から選ぶ際に、自分に適した弁護士の選び方を知らないと失敗してしまうケースもあります。
このページでは、交通事故の被害にあって東京で弁護士を探している方へ、東京での弁護士選びの6つのポイントなどを紹介しています。
東京で弁護士探しをする際に見るべきポイントを理解して、交通事故トラブルの解決に役立ててください。
- 東京の弁護士に依頼するメリット
- 弁護士選びのポイント
- ランキング上位というだけで選んではいけない理由
- 大手と中小の事務所の違い
- 弁護士依頼にかかる費用
目次
交通事故の被害にあったら?東京の弁護士に相談するメリット

東京で活躍している弁護士在籍数は全国1位
東京都には、18,879人の弁護士が在籍しており、その数は全国1位となっています。
他の都道府県と比較しても、第2位の大阪府が弁護士在籍数4,562人ですのでその差は歴然です。
東京の弁護士が全国の弁護士在籍数の47.1%を占めています。
【弁護士在籍数都道府県別ランキング】
1位:東京都 18,879人
2位:大阪府 4,562人
3位:愛知県 1,958人
4位:神奈川県 1,635人
5位:福岡県 1,281人
(弁護士白書2018年度版より)
人口1人当たりの弁護士数を見ると、東京都の人口が13,724,000人程度なのに対し、1人当たりに換算すると727人に1人となっています。
東京の交通事故事情は?
【2018年の東京都の交通人身事故発生件数】
32,590件(前年比 173件減)
※死者数ランキング(2018年交通死亡事故の特徴等についてより)
1位:愛知 189人
2位:千葉 186人
3位:埼玉 175人
4位:神奈川 162人
5位:兵庫 152人
6位:大阪 147人
7位:東京 143人

東京で多い交通事故の種類としては、年齢別では65歳以上の高齢者が関係する事故が63%ともっとも多く、状態別では歩行中の事故が全体の約37%を占めています。
道路形状別では、交差点での交通事故が全体の62%を占めています。
加害者側の免許の返納率も他地域と比較して高く、東京では5.03%となっています。全国平均の2.77%を大きく超えています。
(東京新聞HP 2017年1月17日 朝刊)
都市部と地方の弁護士の違いとは

東京での交通事故発生件数は全国3位となっており、毎日複雑で多様な交通事故が多く発生しています。
東京の弁護士は複雑な案件に慣れていることが多いので、さまざまな事故ケースに対して臨機応変に対応することができる知見をもっている可能性が高いです。
さらに、「交通事故専門」の弁護士であれば、交通事故トラブルの解決をより有利に進められる可能性が高くなります。
地方における都市部との決定的な差は、選択肢が少ないことでしょう。能力が優れていたり実績があっても、相性が合わない弁護士もいます。
経験や能力は弁護士によるので、都市部と地方の弁護士の差は一概にはいえませんが、多くの選択肢の中から探した方が自分に合った弁護士と出会える確率は上がるでしょう。
東京で交通事故問題に強い弁護士を選ぶための6つの基準


(1)慰謝料増額の交渉に強いか
交通事故案件の交渉を弁護士に依頼する目的の一つは、慰謝料を増額請求することです。
依頼する弁護士を探すときには、まず慰謝料をどれだけ増額請求できるのかということに注目しましょう。
被害者が自分で示談交渉をすると、保険会社に慰謝料の計算を任意保険基準で行われてしまうので慰謝料が少なくなる傾向にあります。
しかし、弁護士に依頼すると弁護士基準を採用してくれるので、慰謝料額が高額になります。

精神的苦痛に対して支払われる慰謝料と損害賠償金で示談金が決定します。
(2)後遺障害等級認定について詳しいか
事故によって後遺症が残ってしまった場合に、後遺障害等級認定を取得すれば通常の慰謝料である入通院慰謝料の他に後遺障害慰謝料を受け取ることができます。
後遺障害慰謝料を得ることになると、示談金が大幅に増額します。
後遺症が残っている場合、医師との連携をしているなど後遺障害等級認定に詳しい弁護士事務所に依頼するべきでしょう。
(3)過失割合の見直し交渉に強いか
交通事故の慰謝料計算では、過失割合も重要なポイントです。
交通事故では、過失割合が多いとその過失分の慰謝料が減ってしまうからです。
示談交渉をするときには、なるべく自分の過失割合を減らすことを考えましょう。
被害者が自分で示談交渉をしていると、過失が相手側にあるにもかかわらず多めの過失割合を割り当てられてしまい慰謝料が減額されてしまうことがあります。
そのため、弁護士を選ぶときには、こうした過失割合の見直し交渉に強い人を選ぶ必要があります。
(4)費用体系は明瞭か
交通事故の示談交渉を依頼する弁護士を選ぶときには、費用体系が明確であることも重要です。
最初からわかりやすく費用の説明をしてくれて、追加費用の発生の有無や金額が明らかな事務所を選ぶ必要があります。
交通事故問題の弁護士費用では、最初に着手金がかかる場合が多いですが、それだけでは終わりません。
示談が成立したときには報酬金がかかりますし、示談交渉では終わらない場合には調停や訴訟の着手金も必要になります。
訴訟になると報酬金の計算方法が変わる弁護士事務所なども多いです。
(5)無料相談ができるか
交通事故の示談交渉で弁護士を選ぶときには、無料相談を受け付けているかは大きなポイントです。
通常、弁護士に法律相談をすると30分5,000円+税の費用がかかります。1時間になると10,000円もかかります。
複数の事務所で相談したり、何度も相談したりするとその分どんどん費用が加算されてしまい大きな負担になります。
今では多くの弁護士事務所が交通事故の法律相談料を無料にしているので、こうした事務所を利用すると、初期の法律相談料を0円にすることができます。
(6)全国に対応、土日・祝日に対応しているか
交通事故問題の示談交渉を依頼するときには、その弁護士の取扱エリアや受付時間にも注目するとよいでしょう。
弁護士事務所の中には、全国対応のところと地域に密着したところとがあります。
どちらにもメリットがありますが、あまり弁護士がいない地域の場合などには、全国対応している弁護士事務所が便利でしょう。
また休日などでも突然気になることが発生したり問題が起こったりすることがあるので、土日にも連絡がとりやすい弁護士事務所だと安心です。
平日忙しく働いている人の場合、土日祝日に相談をしたいというケースも出てくるはずです。
そういった点からも、できれば土日や祝日にも対応している事務所を選ぶとよいでしょう。

こんな事務所は避けた方がいい?確認するべき5つのポイント
一方で事務所選びで失敗して後悔しないためにも、以下の5つのいずれかに当てはまる場合はなるべく依頼を避けた方がよいでしょう。
- 東京の事故を取り扱ったことがない
- 費用体系が明確でない
- 実績が少ない
- 説明をきちんとしてくれない
- ランキングが上位という理由で選んだ
基準を満たした良い弁護士に依頼すればメリットがたくさんある
交通事故問題は、被害者にとっては非常に大きな問題です。
弁護士に相談することによって精神的に楽になることも多く、自分が疑問に思っていることに対して適切に回答してもらうことで、問題が解決することもあります。
寄り添って親身になってくれる弁護士であれば、安心して相談できるでしょう。
東京の法律事務所|大手と中小で違いはある?

東京にはたくさんの弁護士事務所があり、大手の法律事務所も中小の法律事務所もあります。
大手はあらゆる種類の事件に対応していたり、事務所の営業時間が長かったり、全国対応していたりというメリットがあります。
また、「大手」ということで信用もあるかもしれません。ただ大手の場合、1人1人に対応したきめ細かいサービスなどは難しくなることもあります。
これに対し、中小の事務所は地域に密着してていねいなサービスを提供していることが多いです。
親切な弁護士も多くいますし、依頼者1人1人を大切にしてくれるので、きちんと被害者に向き合ったサービスを受けることができます。
事務所の営業時間や大手という安心感などを重視する場合には、大手を選んでもよいでしょう。
なお、費用に関しては事務所によるので一概にはいえません。
大手=費用が安い(または高い)ということはないので、事務所の規模と費用の問題は切り離して考えることをおすすめします。
大手事務所の特徴 | 中小事務所の特徴 |
---|---|
多くの案件を抱えている | 一つの案件に十分な時間をさける |
ノウハウの蓄積がある | 親身な対応をしてもらえる |
幅広い案件を取り扱っている | きめ細かいサービスを受けられる |
大手ではなくても交通事故に強い弁護士事務所の探し方や東京のおすすめの事務所についてはこちら
弁護士に交通事故示談交渉を依頼した際にかかる費用と相場
東京で依頼した際の弁護士費用の相場

これについては、依頼する事務所によって大きく異なるので、一概にはいえません。
東京には日本の弁護士の3分の1くらいが集中しているので、費用が安い弁護士もいれば高い弁護士もいます。
ただ、人数が多い分費用が安い弁護士を探しやすいという面はあります。
地方の場合だとそもそも弁護士数が少ないですし、どこの事務所も同じような基準を採用しているので、どこも同じような内容になっていることが多いです。
東京の弁護士には費用の高い弁護士もいるので、東京で弁護士を探すときにはその事務所の費用体系が相場と比べて高いのか安いのか、しっかり見極めることが大切です。
弁護士費用が安い事務所にありがちなトラブル
交通事故の示談交渉を依頼するとき、費用を抑えるために安い弁護士事務所を探してしまいがちですが、適切な弁護士であるとはかぎらないので注意が必要です。
交通事故の示談交渉を依頼する場合、その弁護士の力量が重要です。
交渉力が高く、知識やノウハウも豊富な弁護士であれば依頼するメリットは大きいです。
しかし、いくら費用が安くても交渉が下手であれば費用を支払う意味がありません。
逆に費用がある程度高くても、妥当な額の賠償金がもらえるなら依頼するメリットは非常に大きくなるといえます。
また、一見費用が安そうに感じても、実際には安いともいえない場合もあります。
弁護士に依頼する際には低価格をうたった文言をうのみにせず、必ずきちんと費用体系を確認し、全体としてどのくらい弁護士費用がかかるのかを理解してからにしましょう。
交通事故の弁護士費用の相場や計算方法についてもっと詳しく知りたい方はこちら
弁護士費用がほぼ0円に。入っておくと便利な弁護士費用特約
交通事故問題の示談交渉を弁護士に依頼すると基本的に弁護士費用がかかりますが、弁護士費用特約に加入していれば実質負担ゼロになります。
弁護士費用特約とは、自分の自動車保険に付けておく特約のことで、交通事故問題の解決にかかった弁護士費用を保険会社が負担してくれるというものです。
弁護士の法律相談料や着手金、報酬金、実費などの費用が上限300万円まで保険会社から支払われるので、被害者が自分で弁護士費用を負担する必要はほとんどありません。
加入しているとメリットの多い弁護士費用特約ですが、特約を付けていること自体を知らず利用しない人がとても多くいます。
自分が交通事故にあったときには、自動車保険の内容を確認して、弁護士特約が付いていたら確実に利用することが重要です。
交通事故の被害にあったらまずは弁護士に無料の相談を
弁護士と話してみたいけれど、いきなり依頼をするのはハードルが高いという方も多いかもしれません。
そんな方におすすめなのが、まず弁護士事務所の無料相談を利用することです。
相談方法はおもに、電話・メール・対面があり、ご自身の状況や都合に合わせて選ぶことができます。
交通事故問題を専門としている弁護士事務所の多くは無料相談を行っていますが、選ぶ際におすすめしたいのは「中小規模で交通事故問題専門の弁護士事務所」です。
大手事務所では、幅広くさまざまな案件を扱っているため、担当者が交通事故案件を取り扱ったことがないという事態も起こりかねません。
まずはより専門性が高く、親身に相談に乗ってくれる中小の交通事故専門の弁護士事務所に相談してみるといいでしょう。
実際に無料相談をして弁護士依頼を決意した交通事故被害者の体験談
実際に東京都内で事故にあい、弁護士事務所の無料相談を利用して、依頼につながった2つのケースを見てみましょう。
ケース(1)「恵比寿に向かう途中に追突されました」

- 事故形態:車対車
- 症状:むちうち・左足やけど
- 示談金:48万円
事故当時の状況
恵比寿に行くために首都高を飛ばして向かい、インターの出口を出て一般道に降りたので少し減速してゆっくり走っていました。
前の信号が黄色に変わって赤になる手前だったので、停車しました。
ところが後続車は私が行くと思ったらしく、減速しなかったので急ブレーキを踏みましたが間に合わず、私の車に後部から追突ということになりました。
弁護士に相談したきっかけ
事故を起こしたときは警察立ち合いにも素直に応じていた若い女性でしたが、2度目に会ったときは彼氏という男性が来て、面倒な展開になりそうでした。
また先方の保険会社の担当者が極めて不親切で、かつ自分の首に痛みが出ていたので不安が大きくなっていました。
先方が一日でも早く示談書を書かせようと話を持ち掛けてくるので自分では対応しきれないと考えて、交通事故問題に強いといわれている弁護士に無料相談の電話をかけました。
その弁護士事務所を選んだ理由は、交通事故を起こした知人が一度助けてもらったことがあることと、行政の無料法律相談にもときどき参加しているので、決して金もうけだけでやっているのではないというふうに判断したからです。
実際に依頼後は親身に相談に乗ってくれて、被害者の立ち場に寄り添った対応をしてもらうことができました。
同じ弁護士事務所でも、過払い金請求一本のところや、お金もうけに徹しているところなどは交通事故なんかはあまり真剣にやってくれないと思っています。
ケース(2)「道幅の狭い道路で軽トラックにぶつかられました」

- 事故形態:歩行者対車
- 症状:足首骨折
事故当時の状況
道を歩いていたとき、後方から来た軽トラックの右側のミラーが私の体の左側に当たりました。
道幅が狭く軽トラックが通るにはぎりぎりの幅で、車はぶつかってから10メートルほど進んだ場所で止まり、運転手の方が降りてきて私の様子を確認して近所の総合病院の外科まで連れて行ってくれました。
そして運転手さんが警察に電話し、交通事故の状況やこれから病院に行く旨など現状を説明してくれました。
ケガが治るまでにはだいたい3ヶ月かかりました。
弁護士に相談したきっかけ
初めは弁護士に相談するのは個人的にハードルが高かったのですが、軽い気持ちでネットで調べていたときに、相談自体は無料でできることを知りました。
保険会社が頼りにならず自分ひとりでどうにかするのは不安も大きかったし、無料ならと思い相談することに決めました。
相談では弁護士に依頼するメリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してくださったのでよく考えて依頼することができました。
また、正式に依頼を決める前にも現場を直接確認しに行ってくださるなど、ていねいに仕事をしてくださる印象が決め手となりました。弁護士事務所に対しての不満はありません。保険会社に対しては不満だらけですが…。
私の場合は近くの保険会社にもかかわらず現場すら見に行ってもらえず、過失割合も相手の保険会社の言いなり状態でした。
それに比べて弁護士は結果がそのまま実績につながる分、きちんと仕事をしてもらえます。口コミや過去の実績をしっかりと見て弁護士に依頼するといいと思います。
東京で交通事故問題に強い弁護士を探す基準まとめ

交通事故の被害にあったとき、東京で弁護士を探すなら
- 慰謝料増額の交渉に強い
- 過失割合の見直し交渉に強い
- 費用体系が明瞭でわかりやすい
- 無料相談を受け付けている
- 全国24時間・365日受け付けしている
- 親身に対応してくれる中小規模の交通事故問題専門の弁護士事務所
いい弁護士との出会いは次に踏み出す一歩になります。
事故に関して不安なことや気になることが少しでもある方は、ひとりで悩むのではなくぜひ一度相談してみてください。あなたの心強い味方になってくれます。
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